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Xcode15で作成したアプリにAdMobを設定したい時のメモ
iOS

Xcode15で作成したアプリにAdMobを設定したい時のメモ

Xcode15でAdMobを導入した時のことを備忘録としてメモいたしました。

2023-10-048分で読める

まずは、Google-Mobile-Ads-SDKをプロジェクトにインストールします。

1. CocoaPodsのインストール

もしまだCocoaPodsをインストールしていない場合は、Terminalを開いて以下のコマンドを実行してください:

$ sudo gem install cocoapods

2. Podfileの作成

Xcodeプロジェクトのルートディレクトリに移動します。そして、以下のコマンドを実行してPodfileを作成します:

$ pod init

3. Podfileの編集

作成されたPodfileをテキストエディタで開き、以下のようにGoogle-Mobile-Ads-SDKを追加します:

# Uncomment the next line to define a global platform for your project
# platform :ios, '14'

target 'XXXXXXXXXX' do
  # Comment the next line if you don't want to use dynamic frameworks
  use_frameworks!

  # Pods for YourProjectName
  pod 'Google-Mobile-Ads-SDK'

end

4. ライブラリのインストール

再びTerminalを開き、以下のコマンドを実行してライブラリをインストールします:

$ pod install

5. .xcworkspaceファイルを開く

pod installの後、.xcworkspaceファイルが生成されます。 これからは、この.xcworkspaceファイルを使用してプロジェクトを開きます。 .xcodeprojファイルではなく、この新しいファイルを使用することを忘れないでください。

これで、Google-Mobile-Ads-SDKがプロジェクトに追加されました。 公式のドキュメントやサンプルを参照して、広告の表示やその他の機能を実装してください。

お次に、Info.plistファイルを作成します。 Info.plistファイルは手動で作成するとXcodeが読み取ってくれないので、手動で作成せずXcode上で生成します。

下記の画像の部分のInfoタブのDocument Typesの**+**ボタンをクリックで生成されます。

生成されたInfo.plistに下記を設定します:

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<!DOCTYPE plist PUBLIC "-//Apple//DTD PLIST 1.0//EN" "http://www.apple.com/DTDs/PropertyList-1.0.dtd">
<plist version="1.0">
<dict>
    <key>GADApplicationIdentifier</key>
    <string>ca-app-pub-XXXXXXXXXXXXXXXXXXXX</string>
    <key>SKAdNetworkItems</key>
    <array>
        <!-- SKAdNetworkIdentifier項目は長いため省略 -->
    </array>
</dict>
</plist>

---

次にアプリのルートファイルに広告が適切に読み込まれるように追記していきます:

import SwiftUI
import GoogleMobileAds // 追加

// クラス追加
class AppDelegate: UIResponder, UIApplicationDelegate {
    func application(_ application: UIApplication, didFinishLaunchingWithOptions launchOptions: [UIApplication.LaunchOptionsKey: Any]?) -> Bool {
        GADMobileAds.sharedInstance().start(completionHandler: nil)
        return true
    }
}

@main
struct xxxxApp: App {
    @UIApplicationDelegateAdaptor(AppDelegate.self) var appDelegate 
// 追加
    
    var body: some Scene {
        WindowGroup {
            ContentView()
        }
    }
}

---

そして広告表示用のstructを作成します:

import SwiftUI
import GoogleMobileAds

struct AdView: UIViewControllerRepresentable {
    let viewWidth: CGFloat
    private let bannerView = GADBannerView()
    private let adUnitID = "ca-app-pub-xxxxxxxxxxx/xxxxxxxxxxxxx"

    func makeUIViewController(context: Context) -> some UIViewController {
        let bannerViewController = UIViewController()
        bannerView.adUnitID = adUnitID
        bannerView.rootViewController = bannerViewController
        bannerViewController.view.addSubview(bannerView)

        return bannerViewController
    }

    func updateUIViewController(_ uiViewController: UIViewControllerType, context: Context) {
        bannerView.adSize = GADCurrentOrientationAnchoredAdaptiveBannerAdSizeWithWidth(viewWidth)
        bannerView.load(GADRequest())
    }
}

---

そしてアプリの広告を表示したい場所で広告用のstructを呼び出します:

GeometryReader { geometry in
    AdView(viewWidth: geometry.size.width)
}.frame(height: 70)

---

これで設定は完了です。いざbuildします!

なんとbuildエラーでした。 Sandbox: rsync.samba(5675) deny(1) file-write-createという謎のエラーがでてしまいました。 エラー参考リンク

上記リンクによるとENABLE_USER_SCRIPT_SANDBOXINGを無効化する必要があるようです。

XcodeプロジェクトをVsCodeなどのエディタで開いて検索したところ、 xxApp/xxxApp.xcodeproj/project.pbxprojに**ENABLE_USER_SCRIPT_SANDBOXING = YES;**と記述があったのでNOに書き換えました:

// xxApp/xxxApp.xcodeproj/project.pbxprojより

ENABLE_USER_SCRIPT_SANDBOXING = NO; // 2箇所あるので両方とも変更しました

---

ではいざbuildです。

なんと無事にbuildが成功し広告が表示されました。毎回設定をわすれるのでメモできてよかったです。

--

ここまで、お読みくださりありがとうございました!

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